青森県の津軽地方を舞台に、津軽三味線が得意な少女の成長を描いた青春小説『いとみち』が映画化されます。
「いとみち」は、作家の越谷オサムさんが2011~14年に発表した3部作だそうで、弘前市内の高校に通う「相馬いと」が、人見知りを直すため青森市のメイドカフェでアルバイトを始め、成長していく姿を岩木山やリンゴ畑、陸奥湾など津軽地方の風景を舞台に描く物語だそうです。
映画『いとみち』の撮影場所は?
藤崎出張所が管理する板柳町の岩木川の河岸が映画のロケ地になり、2020年9月に撮影が行われたそうです。
板柳町は、ヒロインが住むという設定になっています。
そこで青森県板柳町で27日までに、町役場の窓口の柱部分にいとみちの懸垂幕が掲げられました。
同町での撮影風景を収めた「ミニ写真展」も行っていて、6月の公開に向けて地元の映画をPRしているそうです。
懸垂幕は幅約1.1メートル、高さ約3.4メートルで、26日に公開された『いとみち』のポスター「青森版」のデザインをもとに同町が制作した。岩木山をバックに、女優駒井蓮さん(平川市出身)演じるヒロイン相馬いとが、メイド服姿で津軽三味線を抱え笑顔でジャンプ。「わぁ、三味線弾ぐ」の文字が添えられています。
窓口横には幅90センチ、高さ180センチのパネルを設置してあります。「ミニ写真展」と題して、板柳駅や図書館、リンゴ畑など、同町での撮影風景を収めた写真6枚を紹介しているようです。
まとめ
宣伝のため青森県を訪れた松村龍一プロデューサーは町の協力に感謝を示した上で、「懸垂幕は写真で見るよりもすごい迫力だった」と感動した様子で話したそうです。
製作委員会によると、青森版のポスターをもとに、県内各自治体や企業がグッズ化やコラボなどさまざまな企画を検討しているようなので、これから何が出るのか楽しみですね!
映画公開は、青森県が2021年6月に先行上映で全国公開されるようです。